一生もの。のデザイン

日常

つい先日、コーヒーメーカーを買い換えました。
今まで使っていたものは、一人暮らしを始めた時に購入したはずなので、おそらく…20年近くずっと使い続けていたもの。挽いた粉と水をセットして、最適温度でドリップ。ガラスポットの保温機能もついているメリタの小さい(MAX2杯分)機種。
ある日、ガラスポットをついに割ってしまって、それだけ買い換えればまだ使い続けられたのですが、流石に20年前の製品なので、付属品は全て生産終了。数あるネットショップの中に在庫を探し出すことも一瞬考えましたが、ガラスポット以外にも、プラスチックの部品の劣化をあちこち確認できたので、意を決して本体ごと新調。
ほとんど毎朝、仕事の時も、リラックスの時も、美味しくコーヒーを落としてくれてありがとう。本当に、お疲れ様。ははーーーm(_ _)m

私の身の回りには、このコーヒーメーカーと同じように、ずいぶん長い間使い続けてるものたちがたくさんあります。
ものを大切にする人ならわかると思うのですが、扱い方が丁寧になるし、無理な力を使わないので触れ方が基本優しい。うっかり落としちゃうとかはありますが、「壊れて使えなくなる」ってことが本当にないんです。多少の綻びは自分で修繕するので、手放すことが滅多にない。
流石に、16年も使い続けた洗濯機は、刷新後の省エネ具合におめめパチクリでしたが…笑

ものと同じように、デザインにも生命は吹き込まれるし、大切にしていくと愛着はずぅーっと増していきます。
多くの人の目に触れていくロゴマークも、お話が綴られた一冊の本も、誰かのために作ったカードも、本物の一生もの。
期間限定である旬のデザインも勿論素晴らしいし、デザイナーの腕が鳴る仕事でもあるので、デザインが意図する性格は違うものの、私は一生ものを作りたいっていうクライアントの気持ちを聴いてデザインすることが好きです。ちょっと重いですかね笑
でもこれくらい、あつくるしい想いも大切にしますので、聴かせてくださいね^^

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