見せないことで、見せる

日常

ナゾナゾのような言葉が浮かびました。
これはデザインの話です。あ、いや、様々なことに共通する話でもあります。

シンプルなデザインは、構成する要素が少ないことで
説明不足ではないかと不安になるかもしれません。
これだけじゃ寂しくないか?と、
どこか物足りなく感じるかもしれません。

だけど、こう考えてください。
「整頓された部屋は美しい」と誰もが感じるでしょう。

床に物が散乱していては、こだわって選んだお気に入りの家具の存在も薄れます。

必要なものを厳選すること。
然るべき場所を見つけること。
余計なものを手放すこと。
これであなたの空間がうわっと洗練されます。

私たちは視界に入ってくる物すべてから常に情報を受け取っているので、
情報量が多いほど認識するのに時間がかかります。
なので、できる限り見えるものを少なくすることで、
よりダイレクトに、見たいものを見ることができます。
情報処理に疲れることもありません。

物事を理解している人は、何が大事かをわかっているので、
周りくどいことを言わなかったり、
そういう人って姿や物腰も美しいし、居る空間がスッキリしていて無駄がない。
そんな気がします。

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